コーヒーと本があれば基本的に幸せ(出来ればiPhoneも)

より個人的なことを書くために、ボドゲブログから独立させたブログ。カフェと読書記録とアプリとその他つれづれなることを……

『睡眠こそ最強の解決策である』の読書メモ

なんだか今さらな感じなんですが、本棚の奥から取り出してみると、まだまだ実践できてないことがあるので。まぁそもそも5時間睡眠なのでダメすぎなんですが……

第2章

「カフェインは朝1杯で1日中効果が続くが、完全に分解された時『カフェイン・クラッシュ』が起こる。カフェインは眠りたい欲求を引き起こす物質アデノシンの受容を阻害することで効果を発揮するので、アデノシンそのものは減らない。カフェインが分解されれば一気に眠気に襲われることになる」(p40)

「カフェインがないと起きれない、朝の10時ごろにはすでに眠たくなるのはアデノシンが分解され切っていないからだ。これが脳内にたまった状態が『睡眠負債』が溜まった状態だ」(p48)

第5章

「思春期の子どもは大人の概日リズムから2時間程度ずれており、その時期の子どもにとって夜の10時に寝ることは大人が7-8時に寝るのと同じことであり、朝の7時に起きることは大人が4‐5時に起きるのと同じことである」(p115‐116あたり)

第13章

「目の中にあって光を感知し、視交叉上核に『今は昼だ』と伝える光受容体は、青の光のなかにある短い波長をもっとも敏感に感じとる。そして青色LEDは、まさにその青い光を、もっとも強く発してるのだ。そのため、夜に青色LEDを浴びると、昔ながらの白熱灯に比べ、メラトニン生成への悪影響が2倍にもなる」(p335)

Story of the yearの名曲「Anthem of our dying day」を和訳してみた。

日々生きていくなかで、納得できないことってありますよね?
私はついこの前、Story of the yearの名曲「Anthem of our dying day」の和訳が急に気になって探してみたのですが……トップ、その次に出てくるブログどちらも日本語訳がヒドイ……そんなわけで、ないものは作ればいいじゃない精神で、やってみましたやっちゃった。*1

 


www.youtube.com

*1:

(*)「はてなブログ」さんはJASRACと歌詞の掲載について包括契約をしているそうなので、ワーナー版のCDのライナーノーツから歌詞を引用しました。

https://www.jasrac.or.jp/news/20/ugc.html

 

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古典は頭としっぽだけで面白い(ぜんぶ読まなくてもいいのだ)

そう、うちの本棚にちょいちょい古典な本があるけども、別にぜんぶ読んじゃいない(キリッ)

 
 
 
 
 
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発端(?)は5/23の「ヨーロッパ文学の読み方近代篇」第8回(放送大学)を聴いていて、『ゴリオ爺さん』のラストシーンの部分を紹介していたときのこと。

聴いているとなんだか『グレートギャツビー』のラストシーンに似てる気がしたのだ。蜃気楼のように霞む上流階級の住処を望むところだ。

ひとりあとに残ったラスティニャックは、何歩か歩いて墓地の高みに昇り、セーヌの両岸に沿ってうねうねと横たわっているパリを見おろした。すでに灯がともりはじめていた。彼の目はほとんど食い入るように、ヴァンドーム広場の円柱と廃兵院の円屋根にはさまれたあたり、彼がはいりこもうとしたあの上流社交界の棲息している地域に注がれた。彼は蜜蜂の巣のようにうなりをあげているその世界に、あらかじめその蜜を吸い取ろうとするかのような視線を投げかけて、つぎのような壮大な言葉を吐いた。「さあ今度は、おれとお前の勝負だ!」

バルザックゴリオ爺さん平岡篤頼 訳, 新潮文庫, p515-516)

そうしてぼくは、そこに坐って、神秘の雲につつまれた昔の世界について思いをはせながら、ギャツビーが、デイズィの家の桟橋の突端に輝く緑色の灯をはじめて見つけたときの彼の驚きを思い浮かべた。(中略)

ギャツビーは、その緑色の光を信じ、ぼくらの進む前を年々先へ先へと後退していく狂躁的な未来を信じていた。あのときはぼくらの手をすりぬけて逃げて行った。しかし、それはなんでもない――あすは、もっと速く走り、両腕をもっと先までのばしてやろう……そして、いつの日にか――

フィッツジェラルドグレート・ギャツビー野崎孝 訳, 新潮文庫, P253)

19世紀リアリズム小説を代表する『ゴリオ爺さん』はパリの街へ向かっていったけれど、20世紀モダニズム小説を代表する『グレート・ギャツビー』は、ニューヨークの高級住宅街の一角を恐らく憧憬と憐れみの混じった瞳で眺めていた。
全部読んだのかって? いや文庫を所有してますが、導入部とラストだけ…それでも十分面白い!(威張るとこ?) 『ボヴァリー夫人』だってシャルルが帽子を膝から落とすところまでしか知らない(夫人出てない!)。でも面白い。とくに情景描写。

 
 
 
 
 
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みえる壁とみえない壁と開いていないかもしれない瞳(『ワンダーウォール劇場版』の観想)

『ワンダーウォール』

2022年1月に観た映画は『ノマドランド』でしたが、2月に観た『ワンダーウォール劇場版』のはなし。短い時間だけど面白かった。下書きに感想をばーっと書いて、そのまま放置していた……しかし岡山さんはホント「便利」な役者さんですよねぇ。

 
 
 
 
 
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観劇してまず思い至ったのは「言うことを聞かない大学生のわがままをなんぞ取り上げるべくもない」という「大人の正論」めいた批判があるだろうなと直感し、APVのコメント欄は事実その通りで、果てはただのエリート批判(舞台が京大と「推測できる」ため)がベスコメになっている有様だった。だいたいエリートたちが優秀で奉仕的であったところで、私たちの生活は豊かで幸福になるよりも、画一的で統率の取れたものになるだけだと思いますがどうでしょう。

Wonderwall

Wonderwall

  • オアシス
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

本題から逸れましたが…ところでタイトルの『ワンダーウォール』といえば(私が)一番に連想するのはoasis の"Wonderwall”ですが、それを堂々とパクってる#Travis の"Writing To Reach You”の歌詞の中にもあるように「それで、ワンダーウォールってなんだっけ?」って言いたくなりますよね、まず。

Writing To Reach You

Writing To Reach You

現実にあった話をドラマ化したとおぼしきこの『ワンダーウォール』の「ワンダーウォール」は直接的には教務課に突如現れた、学生との間の仕切り壁といえるでしょう。「『壁の向こうの美人』に恋をしたのかと思った」といった志向で始まる物語もやはりOASISを引いているとは思うのですが、寮の現状存続を主導していた学生たちが、敵は壁の向こうの担当者ではなく、「壁の構造そのもの」であることに気づき、コミュニケーションすら取れない相手に途方に暮れるところで「物語」は終わります。

どうしようもない壁の前で途方に暮れるってとこで、やっぱり個人的には『天使は瞳を閉じて』(インターナショナルバージョン)を想起します。その最後のセリフは「おや、そこにいるね。さあ、握手をしよう」。舞台上の役者全員がまだ見ぬ誰かに届くよう手を伸ばすところで終わります。作者の鴻上さんなりの(悲哀のある)希望のみせかただと私は解釈しています。


www.youtube.com

翻って『ワンダーウォール』のほうは物語の終わりの後で、講堂内で楽しげ演奏するブラスバンドと、ただの役者としてその輪に加わって飛び跳ねるシーンが挿入されてまして、これがおそらく彼らの今後の「戦い方」というか「あなたに届く(Playing to Reach you)」ような方法にしようとしているものと想像されます。そして冒頭の「恋の話かもしれない」とリンクしていくのでしょうが、その辺は観て確認していただければと思います。

2021年12月に読んだ本まとめ

あけましておめでとうございます。ます。
今年もよろしくお願いします。

というわけで、いつものです。なかなか本が読めないのですがね……書かないとですし。

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:352
ナイス数:4

思えば遠くにオブスクラ【電子単行本】 上 (A.L.C. DX)思えば遠くにオブスクラ【電子単行本】 上 (A.L.C. DX)感想
タイトルとドイツに惹かれて購入。前半は海外生活あるあると日本食にはないレシピが読みどころとして描かれていますが後半、タイトルの「オブスクラ(オブスキュラ)」の通り、自己という暗くて広い暗室と、そこの部屋に世界の虚像を映し出す小さな光穴をほのめかす叙述をみてとることができます。下巻に期待してます。
読了日:12月31日 著者:靴下ぬぎ子
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)感想
第1部の第1章から第4章はかなり面白かった。憎悪、対立こそが人間の力の源泉であり、人間の社会は真の意味で多様性や自由を享受できるようになっていないとする言説に惹かれた。労働を嫌悪(疎外)しつつも生きるために労働にしがみつき、競争と世代・階層間の対立が強いられる現代をみるに説得力のある主張だと感じた。 逆に言えば、「解脱」の可能性への言及が必要だったとは言え、第2部は蛇足感がある気がする。 しかし読みやすさからしても良書であると思います。 表紙のつくみずさんのイラストも魅力的。
読了日:12月24日 著者:大谷 崇

読書メーター

 

 

a-yuu0.hatenablog.com

 

確かにそのマンガはすごかった。

この間、「このマンガがすごい! 2022」が発表されたそうですが、その結果が3か月ほど前(9/30)に自分がインスタにポストした記事のまんま(「この中でプッシュできるのは~」以下の文)だったそうなのでお知らせします。まぁ順当な結果ってだけじゃんってことなんですけどね……

 
 
 
 
 
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konomanga.jp

2021年10月に読んだ本のまとめ(ひさびさ)

『若き詩人への手紙~』ですが、まちがえてKindle版の方で登録してしまいましたが、実際は新潮文庫版を買っています。

マンガならもう少し読了しているはずですが、単行本や文庫の登録がコミックスで埋もれて見直しずらくなるのではと危惧して未登録です。まぁそのうち読書メーターにも登録するかもしれません。

10月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:95
ナイス数:1

若き詩人への手紙・若き女性への手紙(新潮文庫)若き詩人への手紙・若き女性への手紙(新潮文庫)感想
往復書簡、という体ですが、載っているのはリルケの手紙のみ。最初のほうはリルケの具体的なアドバイスが書かれていてとても参考になります。中盤から後半にかけては散文としても徐々に難解にはなりますが、詩的な表現は美しい。薄い冊子ながら読み応えがありました。分量は少ないので導入にオススメ。
読了日:10月30日 著者:リルケ

読書メーター