コーヒーと本があれば基本的に幸せ(出来ればiPhoneも)

より個人的なことを書くために、ボドゲブログから独立させたブログ。カフェと読書記録とアプリとその他つれづれなることを……

『あなたは痛いと知っている』After-talk1

女1「――あれっ? 今回私の出番ですか? ひさしぶりの登場ですけど……」
作者「理由はありますけど、あとで説明すっから。ってかこの出だしのパターン多くね?」
女1「知らないわよ……まぁ、まず読んでみますね」

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――かくしごと

女1「――って私小説だったらやっぱり私要らなくない?」
作者「いや、最終パラグラフでファンタジー的なの入れちゃったから私小説と言えない気が……しかし、あれですわ、私小説なめてた。いやほんと大変だった
女1「はぁ……何が大変だったん?」
作者「おもしろくない
女1「はい?」
作者「他人の興味をひきそうなものがないし、ありふれすぎてて書いててもおもしろくない!
女1「はぁ」
作者「あと壮大に恥ずかしい!」
女1「……じゃあ書かなきゃいいのに」
作者「だって『書く仕事』なんだもの『隠し事』できないわ!」
女1「……またダジャレかよ」

――「恥の多い人生を送ってきました」とか引用できないほどに恥ずかしかった

女1「せっかく本文でアンカー刺したのにねぇ」
作者「挿してもハマらないときもあるんですよ……私小説、そろそろ書けそうな気がしてたのよ……でも結局、最後の段落が自然に思いついて、ようやく書き物として嵌まった感じ。結局フィクション要素をふんだんに挿れないと書けなかった」
女1「さっきから漢字の選択に恣意的なモノを感じますが」

――竹宮ゆゆこ先生のようなタイトルを付けたかった

作者「……ま、ともあれタイトル付けでしたかったことなんですが――」
女1「いや待ってそれあれでしょ『砕け散るところを見せてあげる』とか『あなたはここで、息ができるの?』とかのこと言ってんでしょ? さすがにおこがましくない?」

作者「まぁいいじゃないっすか。パクったわけじゃないんだし」
女1「読んだことあるんすか?」
作者「いやぜんぜん」
女1「をい」

――元ネタでは「ひどい」

作者「で、言葉のほうは『Re:Re:Love』からいただきまして」

Re: Re: Love

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女1「……それは、パクリでは? ってか、プライドとかないんですかねぇ」
作者「しっくりくるコトバがそこで見つかれば、別にいいんですよヒトからもらったものであっても。別の文脈もあれば広がりもできるでしょ」
女1「ふぅ~ん」
作者「『ひどい』を『痛い』に変えました。この『痛い』は『銀河の死なない子供たちへ』からですが、おそらくこの表現にも元ネタがあるんでしょう」

女1「……で、まだ意味を『かくしごと』してるんでしょ?」
作者「あとは、昔の「僕」でも分かるので、あえて書かないっ」
女1「……(じゃあここで書いてる意味なくない?)」

――サブタイトルに意味はない

女1「話を戻すと……その最終段落のサブタイがほぼ『Re:Re:Love』の歌詞の一部なんですよね。種明かしのためのサブタイ?」
作者「いや、サブタイは主に作者の覚書みたいなものなので、あまり気にしなくてよいです。あ、いちおうウェブ媒体へのアップを考えて、目次用の名前でもあります」
女1「じゃあ、この『0.Re:Re』ってのも『Re:Re:Love』からですか?」
作者「いや、アジカンも入ってます」
女1「やっぱり……名曲ですよね」

Re:Re:

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女1「ってことは……言い逃したことを後悔してんですか?」
作者「……」
女1「(図星だったか)」
作者「……えっと『Re:Re:』は傷をつくっても痛がってないですけど、うちの作品のほうでは痛い→病(やまい)→脈、っていう連想で繋がってます、ハイ……」
女1「分かりやすく無視したね」

――「想いはいつも言葉に足りない」

作者「ナラティブというか、文体のほうなんですが……あ、え? もう時間がない?」
女1「……誰と話してんですか?」
作者「……というわけで次回だそうです」
女1「まだほとんど本文に行ってないですけど?!」
作者「また近いうちにお会いしましょ~! (と手を振る)」
女1「どうせ茶番なんですから早く終わらせようよ……」

『Two and One Thousand ~二ノ宮双葉について私が知っているほんの少しのこと~』あとがき的ななにか

――自分で書いたものに自分でボケてツッコむコーナー再開です。

作者「そんなわけで、ひさびさに聞き手というか、ツッコミ要員の女1さんの登場になるわけです」
女1「てか、私、もう名前出てるんだから千尋で良くない? 今回の作中では『セン』だけどさ」
作者「あれは双葉が付けて気に入ってるあだ名、という設定です」
女1「そうなんだろうけど、『設定』って言っちゃうとなぁ……」
作者「今回のAfter-talk『ほしあいのカニ』の番外編1にあたる↓の作品」

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――ほんとはショートショート程度におさめるつもりだった……

作者「これあれですよね、講座やゼミの課題として出した小説だったら講師の先生にけちょんけちょんに言われるやつですね。モチーフがストーリーに絡まってとっ散らかって。『水』『川』『釣り』『さかな』くらいなら何とかキレイになった気も」
女1「『ジンジャーエール』はあれでしょ? くるりの『ばらの花』からでしょ」

ばらの花

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作者「いつか使いたかったの『ジンジャーエール』!」
女1「あ、そっすか……てかアレなんすか、最初の記号的でひたすら韻を踏んでくる情景描写――その後の次の双葉の人物描写は意外とシンプルだし」
作者「これはあれですね、描写で人物をぽっかり浮かびあがらせたかったのにそれに失敗しただけですね。学校から双葉に会うまでの流れが好きなので削らずそのままで……最初の一行目はめっちゃ書き直してるので、その後のほうにまで気が回らないというヤツですなきっと。まぁ前半部はともかく超短編のつもりの描写をしてる……『含蓄』→『忖度』のセリフの流れとかは完全に音とか語感でそのセリフ言わせてるので、ナラティブ的なバックグラウンドがないんだよなぁ……」
女1「……そういえば、彼女への「線のように細い」って表現も、他に対比する『太い』あるいは折れて壊れる、とかそんな何かに繋がらないのよね……」
作者「ギリ『渓流釣り用の竿』に繋がってる、はず」
女1「『一度だけ父親に渓流釣りに連れていかれた話』はカットしてたじゃん……」

――『ほしあいのカニ』で出せなかった設定をともかく入れ込んだ

作者「カットした話といえば『ほんとはジンジャーエールじゃなくてビールが飲みたかった』ってセリフを入れて、本編『ほしあいのカニ』のビールを飲むところに繋がる……なんて考えてたのですが、どーしてもセリフに落とせなくて」
女1「双葉は私にビール買ってこいなんて言わないでしょ」
作者「そうそう、そういう話も書きたかったんだけどね……」
女1「私の親が離婚協議中(『お話合い』)ってのも一瞬しか出てきませんが……」
作者「うん。結局母親が親権持って、奨学金で大学行って、でも父親にこっそり援助してもらって声優の養成所に通って――『ほしあいのカニ』ではその父親が再婚するから援助も打ち切られそうってなバックグラウンドがありまして――」
女1「それ本編でも出てこない話ですけど……」
作者「あなたが作中で本音に近いところを直接言うわけないでしょう」
女1「いや、感情を吐露するような場面を作ってよ……」
作者「あ、双葉が言ってるあだ名『セン』はもちろん『千と千尋の神隠し』からなんで、二人が出会ったのが『5月(さつき・May)』というジブリ的な小ネタもチラっと入れてます」
女1「……そっちは、要るの?」
作者「要るかどうかと分からない点で言えば、もう少し百合っぽくはしたかったんですけど……ほら、千尋ちゃん家は離婚協議中で、男性に否定的なところがあるんだけど双葉に対しては『惹かれてるんじゃなくて、違う世界が知れて楽しいから』って言うだろうなぁと思って――こっちも憧れどまりかなぁ、と」
女1「ハイハイ恋愛体質じゃなくて悪うございましたねぇ(じゃあ素直に素直なキャラに作ればいいじゃん)」

――場面は別作品(W010)から借りてきた

作者「河原で女2人が話すシーンってのは別の話から借りてきて――というかあっちをボツにしてこっちの作品番号にしました。もとは直接話すんじゃなくてサイマルラジオを通して、好意を持っていた後輩のトークを聴きながら……って状況なんですけど」
女1「読み手的にはどーでもいい情報だけど、書き手的には重要なんね?」
作者「3月のさわやかな季節に合わせたシチュエーションだったのにねぇ……ラストシーンで堤防沿いの桜並木を咲かせるみたいな演出する予定でさぁ、スピッツの『ロビンソン』16秒間イントロのアルペジオでラジオごしに告白されるシーンがさぁ」
女1「(無視して)それで幻想的な感じにしてるんですね最後」

ロビンソン

ロビンソン

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作者「別に「河原の道を自転車ではし」ったりはしないんですけど……元のシーンが『ホワイト』デーに合わせてるから『白々しい』って表現で残してるんだっけかな? 一白、二黒、だからだっけ?」
女1「いや知らないわよ……てか今回の最後のシーン、描写的に私は釣られる魚じゃない? 双葉の手を掴んで「売春なんかやめて私と付き合って!」とか言って連れ去った方がドラマチックだった?
作者「あ~ぁ(考えてなかった)」
女1「ああ(考えてなかったな)」
作者「『鱗』を描写に入れ込むことしか考えてなかったわ」
女1「今度は秦基博かよ」

鱗(うろこ)

鱗(うろこ)

  • 秦 基博
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女1「どうせ私は「鱗のように身に纏ったものを捨て」ることができなかった、とか言うんでしょ大体分かってるわよ」
作者「あぁ……まぁでも近くに女装した一ノ瀬くんいるから、やっぱダメだわ」
女1「は?」
作者「大柄で、黒髪ロングの女性?とあなたがすれ違うところ書きたかったんだけど作中には入らなくてさ」
女1「えっと」
作者「双葉の次のお客さん……っていうか客じゃなくて……ま、ふたり、幸せに駆け落ちするでしょう姉さん女房だし」
女1「は?!」
作者「同学年だからって同じ歳と思うなよ、みたいな?」
女1「裏設定暴露しちゃっていいの?」
作者「一ノ瀬唯人くんと二ノ宮双葉さんの『六本木心中』な話は書くつもりないので、いいっしょ」
女1「女装してる理由だけでも教えてほしいわ……」
作者「理由はあるけど……話が長くなるから終わります! ちまちまと本編の2版作業に入ったり、次の話書いたりしますので、今後ともよろしくお願いします!」

女1「次の話はたぶん三と四の人が出てくると思います!」

作者「いうなよ……」

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映画『ここは退屈迎えに来て』配信の鑑賞記録とかとか

 
 
 
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すごく邦画らしい展開で、ストーリー的な盛り上がりはないけどシーン・カットで魅せる感じかな。なんにせよ、100分以下のランディングタイムだからというのが観ようかと選んだ大きな理由です(時間がねぇ……)

ロング画の長尺が多くてそれは好み。椎名妹を乗せた車が通り過ぎ、カメラだけ書店前にそのまま残ってサツキが遠藤の車に乗るまで一連なのは面白かった。

車に乗る、降りるシーンはいつも遠くから引きで撮ってて不思議な感じ。物語でも出てくるけど、田舎なんだから生活に車マストってこと風景の中にいさせたかったのかな。ただ室内では手持ちカメラが多く、他者視点を意識してるんだと思うけどカメラが細かく動いてタブレットだとかなり見づらい。

地方都市の描写がこの映画の世界観をしっかりと表現してると思う。最初フラットで広い道路が続くから高松かと思ったけど、富山あたりなんですね舞台。チェーン店の看板がそこかしこにあって、でも郊外はだたっぴろくて、まさによくある日本の地方都市って感じで。ストレートの長い、広い道路もそう。

あと2回あるラブホに車で入るとこのカットもなんか良い。引き画に日常感がありつつ郊外の廃れてるけど目立つ建物ってのが、ローカルな味が。

音楽がかなり重要なキーになるところも嫌いではない。サンボマスターとかフジファブリックとか。

茜色の夕日

茜色の夕日

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しかしまぁ地方都市に住む若者たちの悲哀――学校出ても地元に残り、狭い世界の古い価値観でごちゃごちゃせざるを得ない者たちと、卒業して上京した出戻り組はやっぱり「負け組」で、かつての狭い世界にもう戻ることもできない疎外感のなかにいる者たちの断絶――が描かれていて、今さらといえば今さらなテーマなんですが、まぁ刺さるモノがありますね当事者的な立場であるだけに。

てか、話題の中心にいた椎名くん――小さな山(高校)のイケメンボス猿のような存在――は、やっぱりそんなイケメンじゃなくて、だけど女優陣がキレイなんで、何でそんな彼を取り合いになるんだとは思いましたが、観てよかったと思いました。

私も昔、新保君のようなことを考えたような、考えなかったような……

 
 
 
 
 
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いま思い出したんですけど、やっぱりこういう退屈な田舎はウンザリみたいな作品、私好きなんだなと思い直した次第です。

(たいてい、セックスくらいしかすることないって話になるんだよな。オタクには小説やマンガ、ゲームがあるから何とかなるけど)

去年のバレンタインあたりで書いたものを公開(後悔?)なう。

まぁ、タイトルの通りです。いちおう宣伝。

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『ほしあいのカニ』After-talk4(お知らせも有)

女1「ところで、この間言ってた作品008って最終的にはどうなるんですか?」
作者「男は二人とも死んで、女は眠りから覚めなくて。幼い頃に三人夕方五時の鐘を聴きながら一房のバナナを分けて食べてる夢を彼女は見てる、ってシーンで終わる」

若者のすべて

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 女1「(こいつ闇が深いな……)それでバナナが出てくるシーンが必要だと。訊いといてなんですけど、ラストシーンしゃべっていいんですか?
作者「どうせ書いてるうちに変わるし
女1「でしょうね」
作者「書き上がらない可能性のほうがずっと高いし」
女1「をい」

――『恋のシャレード』の先生の自宅の書架にもあった名作映画DVDと並んであった『トランス』

 
 
 
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女1「あっちは登場人物三人に対して配役三人っぽいですけど、なんで今回は登場人物三人で役者は二人なんですか?」
作者「いや……怖かったのよ」
女1「?」
作者「『トランス』ないし『ビューティフル・サンデイ』に似てしまうのが……」
女1「ああ……」
作者「実際『ビューティフル・サンデイ』は読んだことも観たこともないんですけど……梗概は知っているので」
作者「正直、『先輩』が三人目の登場人物になるとは思わなかったですしおすし」
女1「……私の昔のワンエピソードのつもりだったのね」
作者「あなただけでは男1の人物を深堀りするのが難しくて……あ、そっちの意味じゃなくて」
女1「あーた、いろいろ失礼なんですけどっ!」

――なんだか急にfan(不安)になって

作者「なんだか今さらなんですが、男1の『普通になりたい』的な願望って、本来前提の『何者かでいられないのなら』という部分があるんだれど」
女1「はぁ」
作者「作中では表現してないんだけど、必要な気がしてきた……」
女1「はぁ? 本編中の最初に直すのは2-2の『マイ・ブロークン・マリコ』のシーンを引き合いに出してるとこでしょ?!」


女1「『きりんぐみーーーそふとりーーーー!!』に変わるセリフないけど、お気に入りシーン切っても、『遺骨』のモチーフを切っても、『徹夜明け』『ビール』『つまみ』と『海賊』を入れるつもりだったじゃない?」
作者「それはそれで組み直しするんですが……シーンを一から作って……大晦日のできごとをちゃんと構成して――」
女1「どこに入れるのよ~! テンポ悪くなるじゃん!」
作者「……」
女1「絶対、私の出るシーン削る気でしょ!!」
作者「……」

――そんなわけで、本編の直しにも入りますし小説も書かなきゃなので、After-talkのコーナーは暫くお休みということで。ま、誰も困りはしないと思いますが。

 

*『ほしあいのカニ』本編はこちら↓

 

『ほしあいのカニ』After-talk3(たぶん人物設定の話)

――そういえば、と、総入れ歯って似てますよね?

作者「いま映画の『宇宙でいちばん明るい屋根』観ながら書いてますが、そういえば屋上が舞台って多いですよね」
作者「憧れたなぁ、学校の屋上。自分の学校は小中高、全部立ち入り禁止だったから」
女1「――ってかサブタイひどくないですか?」

――「絶望した人の涙を拭くハンカチになりたい」

作者「この話『ほしあいのカニ』には元々W008.5のナンバーを振っていて、つまり元々作品008の派生で」

 
 
 
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女1「はぁ。読み手には全くどうでもいい情報ですがなにか」
作者「もとのそちらのほうのテーマが『女の子ひとり救うために男一人の人生じゃ足りないけど、二人ならどうだろう』ってのがあって」
女1「意外と重たい話」
作者「で、その派生元の作品008の劇中劇で「女1に男2(オカマ)が、不能の彼氏をイカに勃たせるかをバナナを使ってレクチャーするシーンで、男1(童貞)は横でわんこそばのように失敗のバナナを延々食べさせられてる、ってとこを書いてるとこで思いついたシナリオでね」
女1「驚きの軽さ!」
作者「じゃあ逆に男ひとりを救うのに女はひとりで足りるのかな?」という出発点」
女1「その話、この後にちゃんと人物設定の話につながります??」
作者「『ほしあいのカニ』のなかで出てくるオリジナルアニメ『ドイルとトリニーの事件簿』ドイルは元ネタもちろん『コナン』だけど、トリニーは鳥取県ゆるキャラトリピー』と、もうひとつは単語の『トリニティ』がもとで」
女1「はいはい」
作者「トリニティ、つまり三位一体。この物語の登場人物はひとり、男1だけで、あとの二人は役割の子なのです」
女1「……まぁそれは知ってましたけどね」
作者「正確にいえば、人格を与えられているのが男1、素になっているのが『H先輩』というわけです」
作者「あとの二人には設定はあるんですけど」
女1「ストーリーに入ってない設定も結構あるよね」
作者「それ出しちゃうと、あなたが主人公になっちゃうから」
女1「いっそそうしなさいよっ! 私(女)を救う物語になさいよっ!」
作者「まぁでも救えなかったのよ。だからウルトラCを使った。飛ぶことを止められないのなら――
女1「死なない程度の高さに変えればいい?」
作者「最初はクッション(着ぐるみ)を用意してたんだけど、ラストで男1が着ぐるみで出るのはどうだぁ?と」
女1「……私はいいのかよ」

――そいえば『48(仮)』っていう伝説のクソゲーがあったよね

四八(しじゅうはち)(仮)

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作者「24歳って設定、最初は『48』って数字から出てきたものような」
作者「仮タイトルのひとつに『カニと祈りと48(フォーティーエイト)』って記録が残ってる。
女1「48手?」
作者「お、初めて意見があった!」
女1「あんたが作ったキャラやねん」
作者「昔、TBS『世界遺産』ていう番組で、確かインドネシアミャンマーの寺院だと思うんだけど、結婚初夜を迎える夫婦がその寺院の外壁に掘られた体位の絵を見て回って学んだ、みたいなこと解説されてて……メモでもとってあればネタで使えたんだろうけど……」
女1「あんた昔からネタはあれこれ探すクセにメモ取らない性分だったのね」

 
 
 
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作者「『口伝できないのなら、彫って残せばいい』ってナイスな発想だなと真面目に思った記憶はあるんだけど……この話がストーリーに組み込めたらなぁ。あとはAKB『48』とか。ドルオタキャラが書ければこのタイトル採用したかもしれんけど……」
女1「あ、24歳ってあんたが筆を折った歳じゃなかったっけ?」
作者「唐突にえぐってきよる……1年前から折った筆をテープで直して書いてるよ」
女1「『ジョゼ』も24歳だっけ?」
作者「『ジョゼと虎と魚たち』のジョゼも24歳の設定だったはず……アニメ見に行けなかったな」
女1「それから、24歳って、彼の享年だっけ?」
作者「いや、それを知ったワタシの歳だったかもしれない」

*『ほしあいのカニ』本編はこちら↓

『ほしあいのカニ』After-talk2(なんとなく作品ベースの話)

女1「あ、続いてた」
作者「……えっ、毎度その入りで行くんすか?」

*noteから移動してきました。自分で作った作品を自分で解説する恥ずいコーナー。

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――ベースデザインの縦糸は『Lain』横糸は『セントレイ』

女1「ベースはやっぱりアニメ作品なんですね、私も声優志望の設定ですし」
作者「ほぼ隠さず、分かる人には一発で分かるようになってる、はず!
なんで言ってしまうとSerial Experiments Lain』をパクーー下敷きにしてます」
女1「一瞬良くないワードが聞こえましたけど……作者好きですもんね『Lain』」
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作者「アニメ『Lain』についての解説はしませんが……廃ビルの屋上で飛び降りから始まって、主人公が歩道橋に佇んでいるシーンで終わるんで――」
女1「まんまじゃないですか?!」
作者「ネオンサインのカットも出てきますしね。最初は屋上→屋上のつもりだったんですけど、男1が飛び込んだ後、姿を見せないんですよ。書いてるうちにこれは『全滅エンド』解釈が強すぎるなと」
女1「全滅……ってかラストシーンで舞台上に私しかいないってやりづらいわ」
作者「というわけで、いろいろな意味でタッパ的にちょうどいい(?)歩道橋ラストとなりまして」
女1「それって、あっちの世界とこっちの世界が繋がるって意味もあります?」
作者「それは上演する側の解釈次第ということで。私のなかの答えはありますけど要りませんね」
女1「繋がる、といえばサカナクションさんの『セントレイ』?」 
セントレイ

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 作者「やっぱり物語の最初はドラマティックであってほしいじゃないですか。いい曲ないかなぁと探してたところにあったんですよ、入りからインパクトがあって歌詞もマッチする楽曲が!」

女1「なんで上演前提で曲探ししてるのよ……」
作者「サガ、かな(笑)『Lain』最初のシーンで飛び降りる女の子が『四方田砂(チサ)』で主人公が『岩倉音(レイン)』っていう名前なのを思い出した時、バシッとつながったんですよ!」
作者「千(砂)と玲(音)=セントレイ=センとレイ=線と〇、じゃないですかって!」
女1「はぁ……それで私の名前、『岩倉千尋(チヒロ)』なんですね」
作者「まぁ……そこは分かりやすくてもいいかと」
女1「……名無しよりはいいかな」

――メインモチーフは欄干(縦格子)、『浮かび上がる文字』

作者「格子のモチーフは前々から温めてたものなんですが……いま屋上にある欄干って転落防止のため結構なタッパがあるフェンスとかなんですよね」
女1「越えられない(苦笑) だから年代物のビルの屋上って設定……あとネオンサインか」
作者「欄干から伸び上がるシーンはこれまた『Lain』のシーンのままで、この時千砂ちゃんは欄干を持っている反対の手にメガネを持っているんですよね」
 
 
 
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女1「……20年以上前の作品とはいえ、似すぎて怒られないですか?」
作者「オマージュってやつですよ! それにほら、あっちは設定年齢たしか14歳だから! JCだから!」
女1「でも、『浮かび上がる文字』ってのも『Lain』で出てくるコミュニケーション・レイヤーのひとつですよね」
作者「う、うちのはwired出てこないし、レイヤーという概念は使ってないし(汗)」
作者「ともあれ、照明や美術は範疇外なので、誰かが上手にイメージを膨らませてくれるのを祈ってます」
女1「『格子』はなにかに気付かぬうちに囚われているイメージ表現ですよね」
作者「自由を制限するものだけど、それを越えてしまうと死んでしまう――鴻上尚史さんの『天使は瞳を閉じて』に出てくる『壁』に似てますね」
女1「欄干は基本カンタンに越えられますけどね」
 
 
 
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作者「タイトルが似てる、ふみふみこさんの『そらいろのカニ』にも格子のモチーフが出てきますけど……あれは本当に偶然の一致ですハイ」

――当初のキーワードは「カニ」と「えすいばつ」

 
 
 
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女1「しかしどうして『カニ』?」
作者「いや、今となっては私にも分かりません……」
女1「ちょ――いいのそれで?」
作者「いや、なにもかもかここからスタートしてるので良いも何もないというか……」
女1「えすいばつ……セックスのことですよね? これ『荒ぶる季節の乙女どもよ』ででてきた言葉――ということは最初のカマシも岡田磨里さん意識してますね」
作者「(咳払い)『カニ』より遥かにイメージをつなぎやすいね、こっちは。(手を)『繋ぐ』(心・身体を)『許す』『バツとか、象徴として『ダンス』が出てきたりして」
女1「ダンス?」
作者「動物の、求愛のダンスとか、あるでしょ? あとちょっとひねって2章に出てくる『祈り』って単語にもつながるんですけど――」
女1「どうせ『セックス』なら『カニ』より軟体系の……『イカ』とか?」
作者「えっ……うわ、ないわ」
女1「あ゛ぁ?」
作者「……センスないわ」
女1「なんばゆうとっとやコラぁ!」 
作者「(無視)どうせ『イカ』なら『ネコ』かな……できれば『月』までつなぎたいな」
女1「……あんたのじつりきじゃ、無理!」
 (全然本編の解説までたどり着きませんが、たぶん続きます)

*『ほしあいのカニ』本編はこちら↓