コーヒーと本があれば基本的に幸せ(出来ればiPhoneも)

より個人的なことを書くために、ボドゲブログから独立させたブログ。カフェと読書記録とアプリとその他つれづれなることを……

『あなたは痛いと知っている』After-talk5

女1「ところでいまでも消毒でオキシドールって使ってるんですかね?」
作者「さぁ……それよりもせっかく出してきたこの『オキシドール』の連想が弱くて……前回の『白々しい』のくらいで。本当は『白々しい』でなくて『汗臭い』が入る予定で「対比」だったんですけど「連想」になっちゃいました。パートⅡでは、言葉の文脈を越えた飛躍があんまりないんですよ」
女1「メインはアニマルパレードだもんね」
作者「いや、言い方……」

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――猫、犬、猿、クマー

作者「まぁ実際のところですよ!」
女1「毎度唐突だけど、なんですか?」
作者「オタク系の14歳男子が、大人とはいえ女子相手にそんな流暢に話せるわけないと思いませんか?!」
女1「まぁ……難しいんでしょうね」
作者「そんなわけでⅡパートは先生も生徒側も大いにフィクションですね」
女1「リアリティを求めるとテンポが悪くなって読みづらい、と」
作者「いや、書きづらくて……」

――フィクションだからM(マリア)

作者「このパートは完全にノリで書いてますからね、それを隠そうともしてないし」
女1「マリーMarieだのメアリーMaryだの言ってるあれなんですか」
作者「ノリーNorie」
女1「……」
作者「そう言えば『マドンナ(Madonna)B』も出したし、(性態度の)対比としてマリア(マリー、メアリーはマリアの変形)が出てもいいかと思ったんですが、まぁそれこそ『成人漫画』の方向へ行きそうなんで止めました」
女1「止まって良かったですね……つまりⅡのサブタイはその名残と」
作者「マドンナの出た映画かなにかをもじって、ね」
女1「作中に辞書も出てきて、これだけ『マリア』って言ってるのに『まりや』のほうは出ないんですね」
作者「……出したくても秋ではないし、別れでもないし……」

September

September

――どうでもいいけど、「決まり悪い」って表現すき

作者「じゃあ次のⅢパートの話Cさんの登場をカットしようかだいぶ迷いましたけど……一番大事だった『次のパートに入る前に「僕」のあだ名を呼ぶ』という役割が、ラストパートの書き換えによってなくなってしまったので」
女1「お、誰得なオマケ情報」
作者「彼女は彼女でいろいろ抱えていそうですけど、まぁまた機会があればもう少し深く書きましょう……このアフタートークも終わって早く次行かないとねっ!」

――『八月の陽炎』『登高』『愛燦燦』『Atomic Heart』『風をあつめて』

作者「階段を上ろうとするだけで、イメージの渋滞のしようですよ」
女1「階段を降りるのと上がるのがメインの小説ですもんね」
作者「ま、まぁ、構造的にはそうだけど……描写やイメージの跳び様には気合を入れてるとこってことです」

八月の陽炎

八月の陽炎

  • マカロニえんぴつ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

作者「前に話した『青春病』はまぁ聴けばわかると思うのでいいとして、マカロニえんぴつの『八月の陽炎』からは歌詞的に選んだのは『紫の影』っていうありきたりなとこだけだけど、全体をただよう『陽炎』みたいな表現はフィルターとして使ってます」
女1「フィルター?」
作者「比喩的な言い方したけど、まぁ感覚的なものなんでそういうしか……」
女1「それよりも『愛燦燦』のほうがアレでしょ?」
作者「ラストシーンの『過去の佇む睫毛と未来を待つ瞼』はもちろん小椋佳先生からで、ここでは『燦燦』がフライングで登場しますが」
女1「愛33-4」
作者「なんでや! 阪神関係ないやろ!」

innocent world

innocent world

  • provided courtesy of iTunes

――「真っ青」とか「群青」でもなく

女1「そんなお決まりはいいとして――この有名な青いブックレットが出てくるとこですけど」
作者「……前にも話した通り、『玻璃(ガラス)』ときているので『瑠璃』で受けてます。『青』とか『群青』のほうが断然『青春』と相性が良いわけですが、それはそれで芯にあたりすぎててどうだろうというのも考慮にあります」
女1「会心のあたりだからって恥ずかしいですか? 堂々とホームラン打たせればいいじゃないですか」
作者「泥臭いヒットこそ瞠目に値するのですよ」
女1「無理に作品最初の『盲目』とかけなくていいですから」
作者「……」

 ――実は踊り場の窓から見える空は少しだった、と思う。

作者「もうラストパートの解説が入らないから脇に話を逸らすけど、本当の母校の踊り場にはね『三角の牛乳パックを積んで運ぶための六角形の専用ケース』を置く高~い棚があって、窓の大半を塞いでたのよね」
女1「テトラパック! ……歳とか出身地とか一気にバレるネタバレ乙です」
作者「ども……ごはんに牛乳、そしてどうにも扱いにくい三角パック……学校にはナゼがあふれてましたねぇ」

三角パックの牛乳が消えたのはなぜ?

 

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