コーヒーと本があれば基本的に幸せ(出来ればiPhoneも)

より個人的なことを書くために、ボドゲブログから独立させたブログ。カフェと読書記録とアプリとその他つれづれなることを……

『あなたは痛いと知っている』After-talk2

作者「そういえば、言い忘れてたんだ――タイトルを『知っていて』と『知っている』で随分迷ってたってハナシ」
女1「まいど説明なしに始めますよねここ……オチがあるならどうぞ」
作者「いや、単純現在形の『知っている』のほうが多様な解釈が存在できるかなと」
女1「『ている』→”tale”じゃなくて?」
作者「……ダジャレかっ」
女1「そりゃあんただよ……」

a-yuu0.hatenablog.com

――Novela Picaresca

作者「タイトル案のなかに『The Secret Goldfish』ってのがありましてですね」
女1「?」
作者「そこは、『ああ、『ライ麦畑でつかまえて』の冒頭で出てくるアレ!』ってビックリしてもらわないと」
女1「……知らんわ」
作者「なかなかに書きづらくて悩んで本をいろいろと漁っていたとき、『ライ麦畑でつかまえて』の後書きで、”現代のピカレスク小説”ってセンテンスを見つけて、ああ捻くれた自叙伝体ってのもいいかって」

女1「主人公の「僕」は悪漢とは対極のモブもモブですけどね」
作者「それはそれで面白いかなぁと思ったんだけど……たいしたことないのに面白そうに語ってるのとか……何よりそう思うと書きやすいのだ野田なのだ」
女1「照れ隠しに限定的なネタを放り込まないで下さいませませ」

――1と2を書いたので3と4を書いた

作者「ストーリーを俯瞰すると『1995年の4月のある日に「僕」が中学校の校舎1階を降りて、また2階に上がる(戻る)だけ』なんですよね」
女1「なんてことない昼下がりですよね」
作者「まぁ分かるとは思いますけど、そこで話されたことがすべてその1日で起こっていることではないですハイ。1日であったこととして、まとめてます」
女1「……1995年って出した意味なくないです?」
作者「書く前は昨今の90年代ノスタルジー作品に乗ろうかと思ってたんですが。『ハイスコアガール』とか『すべての人類を破壊する。それらは再生できない』みたいな」

作者「1995っていまだに有名なドラマもいっぱいあるし、自分も当時は観てたのでいけるかと思ったんですが、書いてても全く入ってこなかった……結局ミスチルの『Atomic Heart』だけ残ったため、1995も残しました」
作者「前回(W009)は0(玲)と1(一ノ瀬)と2(二ノ宮)と1000(千尋)の話にしたので、次回は3と4と5の話にしようとざっくり決めてた(W015)んですが、その前哨戦にこの二つ――3と4の数字で連想するものを書いてみた次第であります」

note.com

note.com

女1「しかし今回は女子と女性しか出てこないですけど、ハーレムものじゃない、よね?」
作者「「僕」の夢の話じゃないですよ、そこらへんはちゃんと事実ですから……」
女1「どうせ、AさんとBさんは最初から出すつもりなかったんだろうけど」
作者「……よくご存じで」
女1「どうも――他の実在した人は、ちゃんと人物描写できるはずなのに……」

――女子C&Dさんは「僕」を階段に引き留めるためだけに存在する

作者「……省いてますね描写を。テンポも悪くなると考えて」
女1「ひどくない?」
作者「……どうせ主人公の「僕」との関係でしか成立しない存在だし」
女1「んなまさに『自分勝手』な。そんなんだからキャラが薄い――」
作者「あ、このAfter-talkの2人のだべるモデルって、今作のⅠで出てくる『購買でDさんと雑談してる』のをイメージしてるんですよたぶん」
女1「……たぶん?」
作者「書きながら、そうじゃないかと気づいたってことです」
女1「わたしの素はDさんってこと?」
作者「だけじゃないと思いますけど、大方はそうじゃないですかねぇ……」
女1「……痛いところは話を逸らすのみならず、メタな言及をしてきおって……」
作者「いや、ま、2000字手前で話がややこしくなってきたんでまた次回……」

a-yuu0.hatenablog.com

note.com