コーヒーと本があれば基本的に幸せ(出来ればiPhoneも)

より個人的なことを書くために、ボドゲブログから独立させたブログ。カフェと読書記録とアプリとその他つれづれなることを……

Out of Frame

突然ですが、自分の下手くそなりの撮影手法を一部公開。まずは下の写真。

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大学時代に『近代西洋美術史特講』で習った「新古典主義」の技法を写真で使ってます…なんて言うと難しそうに聞こえますが、画の端に立木や建物などを入れ込み、写真のフレームのなかにさらにフレームを作って画を引き締め、遠近感を出そうというもの。できているかどうかは別として……
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↑の写真は食べ物の場合で私がよくやるやつで、器の一部をあえてフレームから切ります。
これによってわざとサイズ感をボカして、その食べ物が大きい(たくさんある)かのような余地を作ってます。ものによっては料理の一部も切ってしまう時もあります。
引きの画だと画の中に食べ物以外の要素が多くなり、そうなると食欲をそそられないですし…
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手前の桜がデザインフレームの役割を果たすはずで、その奥にも桜並木が続いていたりするとキレイなのですが、今回は奥に見えるのがお墓ということで、別の意味づけを与えています。生と死のような対比……まぁとにかく今回は何が言いたかったのかというと、私たち人間(少なくとも凡人)は、あるフレームの中でしか思考できない。そしてフレームの中の構成要素、関係性に意味を見い出さざるを得ないのだなぁと植田正治写真美術館』で作品を観ながらこの前思った、ということで。
もちろんこう考えたのは最近読んだ『ココロの盲点』の影響も大きいのでしょうが。
オブジェとして配置されたモデル(人間)たち、砂丘というモチーフ、さらには写真になんとタイトルを付けて、どのような順番でどう展示したら受け手の意味解釈を上回ることを追求しているように思えたのでした。
2016.3.26(4.5)時点での解釈ですが。

今回のタイトルは日付変わったので明日(4/7)発売のこのアルバムから↓

Out Of Focus

Out Of Focus